失敗しない!インカム導入の基礎知識と製品のおすすめ比較

目次

介護業界において、人手不足や業務効率化の課題は深刻さを増しており生産性向上という単語が多く使われるようになりました。

 

2024年度(令和6年度)の介護報酬改定では生産性向上推進体制加算が新設され、さらにその中に「インカムの利用」という文言があることから、多くの施設が注目しているのが「インカム」の導入です。

【介護】生産性向上推進体制加算(I)(II)の算定のために行うことまとめ

 

本記事では、介護現場におけるインカムの選び方から導入のメリット、具体的な活用方法、さらにはおすすめの製品やその比較について詳しく解説します。

介護施設におすすめのインカム

インカムとは?介護現場での活用の可能性

インカム(インターカム)とは、「Intercommunication system」の略で、無線通信を利用した音声通話システムのことです。

介護現場では、スタッフ間のコミュニケーションツールとして活用されてきています。

従来のPHSや携帯電話と比べ、インカムには以下のような特徴があります。

  • 1対複数での通話が可能
  • ハンズフリーで使用可能
  • リアルタイムでの情報共有が容易
  • グループ通話機能により複数人での情報共有が可能

これらの特徴により、介護スタッフの業務効率化や、より質の高いケアの提供が期待できます。

特に、緊急時の対応や日常的な情報共有において、その効果を発揮します。

インカムの種類とそれぞれの特徴

インカムには、端末機器の基礎となる通信方法で3タイプ、また、聞き取り部分の構造で分類しています。

それぞれのメリットとデメリット、そして介護現場の生産性向上に適したタイプについて解説します。

さらにオプションの機能についても解説します。

インカム端末の通信タイプ

トランシーバータイプのインカム

従来のトランシーバーと原理は同様の周波数帯の電波を用いたものです。

トランシーバーは送信機と無線機の両方の機能を備えた機器で基本的に発信者が1人ですが、インカムの場合は使用している人すべてが発信可能です。

トランシーバーは受信装置と声を発信する装置が同じ個体である一方で、インカムは声を発信する部分と聞き取る部分がメイン装置から分離し耳付近に装着するためハンズフリーとなっています。

 

メリット
  • ランニングコストが低い機種もある
  • 操作が簡単で、慣れやすい
デメリット
  • 通信範囲が限られている
  • 機能が通話に限定される
  • 業務用簡易無線の申請や免許が必要な場合がある

IP無線機タイプのインカム

インターネットプロトコル(IP)通信を利用して音声やデータを送受信する無線機です。

LTEなどの携帯電話通信を使うことができます。

メリット
  • 広範囲での通信が可能
  • 送迎ドライバーや他の施設との連携が可能
デメリット
  • 専用機器の購入が必要で、初期コストが高くなる可能性がある
  • 通信料金が発生する

スマートフォン連携タイプのインカム

スマートフォンのアプリとして機能を組み込み、インターネットで音声のやりとりを行うものです。

スマートインカムと言われたりもします。

 

当WEBサイトではこちらのタイプを勧めています。

スマートフォン端末や施設内のWifiインターネットは必要になるものの、介護記録システム、見守りシステム、ナースコール、インカムなど複数の機能を1台に集約可能であるため、未来のオペレーション(モバイル集約型の働き方)を考えると有利になるためです。

なお、送迎ドライバーに関しては携帯電話ネットワークに繋がるようにすることで、施設内のみではなく施設外でも対応が可能になります。

下記アプリは実際にスマホ連携タイプのインカムのアプリが無料で使えますので、使用イメージを作るのに試してみても良いでしょう。



(buddycom Personal ※下記説明のbuddycomは法人用なので無料の個人用のものとは機能が若干異なります)

メリット
  • 既存のスマートフォンで利用できる
  • Wi-Fiや携帯電話回線を利用した広範囲な通信が可能
  • スマートフォンで連携できる他の介護システムとの連携が可能
  • 記録、インカム、見守りセンサーなど複数の機能を1台に集約可能
  • グループ通話機能により、効率的な情報共有が可能
デメリット
  • データ通信料が発生する(Wifiや携帯電話の通信)
  • 通信環境に依存するため、不安定な場所では使用に制限がある
  • スマートフォンのバッテリー消費が早くなる可能性がある

聞き取り部分のタイプ

聞き取り部分を耳で固定するイヤホンタイプ、頭部側面2点で固定するヘッドセットタイプがあります。

さらに、従来の機器のように音を耳へと直接伝えるタイプに加え、骨伝導により音を伝えるタイプも徐々に増えてきています。

またネックスピーカーという形のものあります。

 

当WEBサイトでは片耳タイプのヘッドセット、または骨伝導タイプやネックスピーカーが次のような理由で介護施設での使用に適していると考えています。

 

  • 片耳(片耳タイプ)あるいは両耳(骨伝導タイプ・ネックスピーカー)が空いているため、周囲の音や利用者、同僚の声が聞こえやすい
  • 長時間の使用でも疲労が少ない
  • 装着と取り外しが簡単
  • 衛生面でも管理がしやすい

機能のオプション

基本設計と機能の部分について述べましたが、オプションで重要な機能についても見ておきましょう。

防水機能

介護の現場は入浴など水に濡れる場面が多くあります。

電子機器は見ずには弱いため水に濡れる想定がある場合は防水モデルにしましょう。

音声のテキスト化機能

「言った、言わない」の確認や、重要な情報の見落としを防ぐことができます。

また、記録に残ること、さらには翻訳が出来れば外国人スタッフのサポートにもつながります。

  • 会話内容が自動的にテキストに変換されます後から会話内容を簡単に確認できる
  • テキストデータを用い引継ぎ文書や報告書の作成にコピー&ペーストできる

  • テキスト化された会話内容を検索することで、必要な情報を素早く見つけることができます。
  •  翻訳機能があれば外国人人材のサポートとなる
  •  テキスト化されたデータを他のシステムと連携させることで、さらなる業務効率化が可能

他システムとの連携機能

1台のスマートフォンに各種システムが搭載され、連携できることによって、記録や通知が自動化されるようになります。

  • ナースコールシステムとの連携
    インカムがナースコールシステムと連携することで、緊急時の対応がよりスムーズになります。これにより、利用者の安全性が向上し、スタッフの心理的負担も軽減されます会話内容が自動的にテキストに変換されます
    後から会話内容を簡単に確認できます
  • 見守りシステムとの連動
    センサーと連動することで、利用者の離床などをすぐに検知し、スタッフに通知することができます。これにより、事故防止や迅速な対応が可能になります

  • 介護記録システムとの連携
    音声でメモを取ったり、記録を行ったりする機能があります。これにより、介護スタッフの記録業務の効率化が図れ、より多くの時間を直接的なケアに充てることができます

インカム導入のメリット

インカムを使用することで、スタッフ間のコミュニケーションが格段に円滑になります。

具体的には次のようなものが挙げられます。

  • 緊急時の対応がスムーズになる
  • 日常的な情報共有がリアルタイムで可能になる
  • チームワークの向上
  • 指示や報告が明確に伝わる

これらにより、スタッフ間の情報共有や記録がスムーズになりるとともに、これまでの業務で発生していたムリ・ムダ・ムラが改善します。

次のような業務効率化が期待できます。

  • スタッフの所在確認が容易になり人探しの時間が削減される
  • 迅速な情報共有による意思決定の迅速化
  • ハンズフリーでの通話しながら次の動きを話し合えることによる作業効率の向上
  • 遠隔でのコミュニケーションが可能に移動時間が削減される
  • 音声入力機能を活用した記録が可能になり記録業務が効率化される

インカムの具体的な活用シーン

バイタルチェック時の情報共有と音声入力

バイタルチェックの際、インカムを使用することで、測定結果を音声入力でリアルタイムで共有し、迅速な対応が可能になります。

  1. スタッフがバイタルチェックを開始する。
  2. 測定値を音声入力で記録する。
    例:「佐藤さん、体温38.5度、血圧120/80mmHg、脈拍72回/分、SpO2 98%」
  3. 異常値が出た場合、すぐにインカムで看護師に報告する。
    例:「2階田中です。201号室佐藤さんの体温が38.5度と高めです。確認をお願いします。」
  4. 看護師が確認後、対応を音声で記録する。
    例:「佐藤さん、体温はやはり高く38.6度、食事もあまりとれていないようなので医師に連絡をとります。」

緊急時の迅速な対応

転倒や急変などの緊急事態が発生した際、インカムを通じて即座に全スタッフに状況を伝達し、迅速な対応を取ることができます。

 

  1. 緊急事態を発見したスタッフが、インカムで全体に状況を報告する。
    例:「緊急連絡です。3階301号室の山田さんが転倒しました。応援をお願いします。」
  2. 近くにいるスタッフが現場に急行し、状況を確認する。
  3. 現場に到着したスタッフが、インカムで詳細な状況を報告する。例:「3階佐藤です。山田さんは意識があり、頭部を打った様子はありません。右腕を痛がっています。」
  4. リーダーまたは看護師が、インカムで指示を出す。例:「看護師の鈴木です。バイタルチェックをお願いします。氷嚢を用意して、右腕を冷やしてください。」
  5. 対応しながら、インカムで状況を随時報告する。例:「バイタルは安定しています。右腕の腫れが見られます。」
  6. 対応が完了したら、インカムで全体に報告する。例:「看護師の鈴木です。山田さんの対応が完了しました。右腕の冷却を続け、経過観察します。」

見守りシステムと連携している場合の対応

見守りシステムとインカムを連携させることで、異常の早期発見と迅速な対応が可能になります。

  1. 見守りシステムからの通知を受信する。
    例:インカムに「201号室、転倒」という通知が入る。
  2. 担当スタッフがインカムで全体に状況を報告する。
    例:「2階田中です。201号室の佐藤さんの転倒アラートを確認しました。確認に向かいます。」
  3. 可能であれば、スマートフォンで室内カメラの映像を確認する。
    例:「カメラ映像を確認しました。佐藤さんがベッドサイドで座り込んでいるようです。」
  4. リーダーまたは看護師がインカムで指示を出す。
    例:「田中さん、すぐに確認をお願いします。山田さん、応援に向かってください。」
  5. 現場に到着したスタッフが状況をインカムで報告する。
    例:「201号室に到着しました。佐藤さんは転倒していますが、意識ははっきりしています。」
  6. 対応しながら、インカムで状況を随時報告する。
    例:「バイタルチェックを行います。」「血圧は正常範囲内です。」
  7. 必要に応じて、インカムで追加の支援を要請する。
    例:「看護師の方、処置の確認をお願いします。」
  8. 対応が完了したら、インカムで全体に報告する。
    例:「201号室の対応が完了しました。佐藤さんに怪我はなく、ベッドに戻っていただきました。」
  9. リーダーが記録について指示を出す。
    例:「田中さん、対応内容を記録してください。」
  10. フォローアップの計画を共有する。
    例:「30分後に201号室の佐藤さんの様子を再確認します。」

日常業務での活用

インカムは日常的な業務においても大きな力を発揮します。以下は、食事介助や入浴介助などの日常業務でのインカム活用の手順です。

  1. 業務開始時に、インカムでチーム全体に状況を共有する。
    例:「2階田中です。本日の食事介助を開始します。Aさん、Bさん、Cさんの3人で対応します。」
  2. 個別の対応が必要な場合、インカムで報告・相談する。
    例:「203号室の鈴木さんが食事を拒否しています。アドバイスをお願いします。」
  3. リーダーや経験豊富なスタッフが、インカムでアドバイスを提供する。
    例:「鈴木さんの持ち込んでいるふりかけをかけてみてください。それで食べてくれることが多いです。」
  4. 対応結果をインカムで報告する。
    例:「ふりかけをかけたところ、鈴木さんが落ち着いて食事を開始しました。」
  5. 業務の進捗状況を定期的にインカムで共有する。
    例:「15名中10名の食事介助が完了しました。あと5名です。」
  6. 予定外の事態が発生した場合、即座にインカムで報告する。
    例:「205号室の佐藤さんが咳込んでいます。看護師さん確認をお願いします。」
  7. 業務完了時に、インカムで全体に報告する。
    例:「2階田中です。本日の食事介助が全て完了しました。特に問題はありませんでした。」

 

おすすめインカム製品の比較

Buddycom(バディコム)(株式会社サイエンスアーツ)

 

https://buddycom.net/

 

特長:

  • スマートフォンを利用した導入の容易さと低コスト
  • 既存の介護システムとの連携が可能
  • 多言語自動翻訳機能による外国人スタッフとのコミュニケーション支援
  • 音声認識による自動テキスト化機能
  • 見守りシステムとの連携による緊急通知機能

 

機能:

  • グループ通話機能による一斉通話と情報共有
  • ハンズフリーでの通話が可能
  • 通話内容の自動保存と検索機能
  • リアルタイムの映像共有機能
  • 定型文送信機能による業務効率化

 

事例等:

NSGグループの社会福祉法人愛宕福祉会:23拠点中4拠点で導入し、職員間のコミュニケーションや応援対応、送迎の際に利用

株式会社ニチイ学館:特定施設入居者生活介護の67拠点へBuddycomを導入。ナースコールや見守りセンサーと併用

株式会社チャーム・ケア・コーポレーション:有料老人ホームでの事務所と介護スタッフ間の情報共有に使用。全83拠点に導入予定

ツクイの居住系介護施設:429台導入され、インカムや介護記録として利用

 

価格:

月額600円~

buddycomバディコム インカム

Buddycom(バディコム)

buddycomは個人版の無料アプリもあるので試しに使用してみても良いかもしれません。



(buddycom Personal ※このに挙げたbuddycomは法人用なので無料の個人用のものとは機能が若干異なります)

RECAIUSフィールドボイスインカム(VOYT,ボイット株式会社)

https://voyt.com/

 

特長:

  1. スマートフォンを利用した導入の容易さと低コスト
  2. 既存の介護システム(ナースコールなど)との連携が可能
  3. 音声認識技術による会話の自動テキスト化
  4. 多言語自動翻訳機能による外国人スタッフとのコミュニケーション支援
  5. 介護現場の負担軽減とコミュニケーション円滑化

 

機能:

  1. グループ通話機能による一斉通話と情報共有
  2. 通話内容の自動保存と検索機能
  3. テキスト入力から合成音声での発話が可能
  4. 外部システムやセンサーとのAPI連携
  5. ナースコールシステムとの連携による緊急通知機能

 

事例等:

NDソフトウェア株式会社の「ほのぼのTALK++」として数千台規模で全国各地の特別養護老人ホームや介護老人保健施設、民間のデイサービス施設などに広く提供。

500施設以上で導入され、10,000ID以上が利用されている

 

価格:

要お問合せ

voytボイット インカム

RECAIUSフィールドボイスインカム

ほのぼのTALK++(NDソフトウェア株式会社)

新デジタルインカムほのぼのTALK++

 

特長:

  • スマートフォン(iPhone、iPad、iPod touch)を利用した導入の容易さ
  • 音声認識技術による会話の自動テキスト化
  • 既存の介護システム(ほのぼのNEXTなど)との連携が可能
  • ネックスピーカーにも対応 

 

機能:

  • グループ通話機能による一斉通話と情報共有
  • 通話内容の自動保存と検索機能
  • 音声ファイルの再生機能
  • PC管理画面からのテキスト入力と音声配信機能
  • 単語の辞書登録機能(最大1万語)による音声認識精度の向上

 

事例等:

社会福祉法人 多摩大和園 さくら苑

  • オムツ交換時の職員呼び出し時間が短縮され、1日約75分、1か月で約37時間の業務時間削減を実現。
  • デイサービスの送迎時や特養での利用者の容態変化時に迅速な情報共有と対応が可能に。
  •  

社会福祉法人 大三島育徳会

  • 内線やPHSに比べて操作性と手軽さが向上。
  • 居室でのケア中でも職員の居場所がすぐに判明し、探す時間がゼロに。
  • 夜間の職員安否確認ツールとしても活用。

その他特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービス施設など、数千台規模で全国各地に導入

 

価格:

要お問合せ

ほのぼのトーク++ インカム

ほのぼのTALK++

ココヘルパ スマートインカム(ジーコム株式会社)

スマートインカム

 

特長:

  • GCOM社のナースコールシステム「ココヘルパ」のオプション製品として一体化
  • Wi-Fi環境下で施設内どこでも使用可能
  • 骨伝導型で耳を塞がず、周囲の音も聞こえる安全設計
  • 複数の端末を持ち歩く必要がない
  • 毎月のランニングコストが不要

 

機能:

  • 呼出内容の音声読み上げ機能
  • インカム(スタッフ間通話)機能
  • 居室間通話機能
  • 内線・外線電話機能
  • ハンズフリーでの通話対応機能

 

事例等:

社会福祉法人 明日佳「あすかHOUSE中央」(札幌市)

    • 入居者の状態把握に活用
    • 呼出やベッド・マットセンサーと連動し、カメラで入居者の状態を確認
    • 複数端末を持ち歩く煩わしさから解放された

その他 複数の特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービス施設など、全国各地で導入

 

価格:

要お問合せ

ココヘルパ スマートインカム

ココヘルパ スマートインカム

BONX WORK(株式会社BONX)

https://bonx.co/work/

 

特長:

  • スマートフォンを利用した導入の容易さと低コスト
  • 既存の介護システム(ナースコール、見守りシステムなど)との連携が可能
  • 距離無制限の通信によるシームレスな連携
  • ハンズフリーでの使用が可能
  • 多言語自動翻訳機能による外国人スタッフとのコミュニケーション支援

 

機能:

  • グループ通話機能による一斉通話と情報共有
  • ユニットトーク機能によるチーム別の連携
  • 音声認識による自動テキスト化機能
  • 緊急時の一斉通知機能
  • 他システムからの通知を音声で受信する機能

 

事例等:

社会福祉法人 洛和福祉会:

    • 複数の介護関連システムをiPhoneに一元化
    • 朝礼を遠隔で行い、移動時間を5〜10分削減
    • 訪問介護の送迎時間を10〜20分削減

まごころ介護

    • LASHIC-care(見守りシステム)と連携し、ナースコールをイヤフォンで受信
    • 階を跨いだユニット間連携にユニットトークを活用
    • 備品補充や見守り依頼などをスムーズに実施

ホームステーションらいふ羽田大鳥居

    • 日常会話から緊急対応まで幅広く活用
    • 面会時の準備をスムーズに実施
    • 転倒事故や発熱などの緊急報告をリアルタイムで共有

社会福祉法人 寒川ホーム 吉祥会

    • 約60名の入居者がいる大規模デイサービスで導入
    • スタッフの労力と時間の削減に成功
    • 流動的な現場での距離無制限の連携を実現

 

価格:

ソフトウェア 月額500円~

ハードウェア 月額1000円~ 買い切り16,000円~

BONX WORK

インカムの導入サポート

インカムは介護施設内のコミュニケーションとICTシステムとの連携で大きな力を発揮します。

それゆえに、インカムの選択につまずくと、今後の拡張性に問題が出たり、業務改善への悪影響が出ます。

インカムを買えばおしまいでは無くて、買う前から買った後までのマネジメント方法で大きく組織の生産性は変わります。

伴走支援・教育・研修に補助金が使用できる

また、インカム導入のようなプロジェクトにおける、教育や伴走支援に対しても介護テクノロジー補助金が適用できるようになっていますので、これを見越して補助金を申請するのは有効な方法です。

介護テクノロジー補助金について徹底解説

外部のコンサルタントや伴走支援者の活用

介護施設が外部のコンサルタントに依頼することで効果的な支援を受けられる項目には、以下のようなものがあります。

  1. 現状分析と課題抽出
  • 客観的な視点での業務フローの分析
  • 職員へのヒアリングやアンケート実施と分析
  • 施設の強みと弱みの洗い出し
  1. 改善計画の策定支援
  • 具体的な改善目標の設定
  • 実行可能な改善施策の提案
  • 中長期的な改善ロードマップの作成
  1. ICT・介護ロボット導入支援
  • 施設に適したICTツールや介護ロボットの選定
  • 導入計画の策定と実施支援
  • 職員向け操作研修の実施
  1. 業務プロセス改善支援
  • 業務の標準化・マニュアル作成支援
  • 効率的な業務フローの設計
  • 多職種連携の仕組み構築
  1. 人材育成・教育研修
  • リーダーシップ研修の実施
  • 接遇・コミュニケーション研修
  • 介護技術向上のための実践的研修
  1. データ分析と活用支援
  • 介護記録等のデータ分析方法の指導
  • 科学的介護の実践に向けたアドバイス
  • KPIの設定と進捗管理の仕組み構築
  1. 組織風土改革支援
  • 職員の意識改革を促す研修の実施
  • チームビルディング支援
  • 職場環境改善のためのワークショップ開催
  1. 継続的な改善活動の仕組み構築
  • PDCAサイクルの導入と運用支援
  • 改善活動を推進する内部人材の育成
  • 定期的なフォローアップと進捗確認
  1. 他施設の成功事例共有
  • 類似施設での改善事例の紹介
  • ベストプラクティスの共有と適用支援
  1. 補助金・助成金申請支援
  • 活用可能な補助金・助成金の情報提供
  • 申請書類作成のサポート

これらの支援を受けることで、施設内だけでは気づきにくい課題の発見や、専門的な知識・経験に基づいた効果的な改善策の実施が可能になります。

また、外部の視点を取り入れることで、職員の意識改革や新たな取り組みへのモチベーション向上にもつながります。

 

また、介護ICTやロボットなどの介護テクノロジーを購入しても、その利用が定着しないという施設が半数以上あるとされているためスタッフ教育や伴走支援は不可欠とされています。

 

当社は生産性向上のための伴走支援、介護テクノロジーの導入支援のための研修、セミナー、伴走支援、さらには補助金申請サポートも行っておりますので、ご興味があればこちらからお問合せをいただければと思います。

 

お問い合わせはこちら

 

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