見守りシステム・見守りセンサー製品比較20選!おすすめと選び方
目次
見守り介護ロボット・見守りセンサーの導入目的
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介護現場の人手不足解消
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高齢者の24時間体制の見守りによる安全・安心の確保
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介護記録の自動化と業務効率化
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個別ニーズに応じたきめ細かいサービス提供
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入居稼働の安定化
日本の65歳以上の高齢者人口は2020年に約3,600万人で総人口の28.7%を占め、2040年にはこれが35.3%にまで上昇すると推計されています。一方で、介護人材は不足は社会問題となっており、今後も数十万人単位で人材不足が加速すると推計されています。このような状況下で、介護現場の人手不足を補い、高齢者の安全安心な生活を支える手段として、介護ロボットや介護ICTの導入が進められています。
また2024年の介護報酬改定では「生産性向上推進体制加算」が設定され、センサーを用いた見守り機器などICT機器の利用を促進し、介護人材の業務効率化と生産性の向上の後押しをしています。
さらに、厚生労働省は介護ロボット導入支援事業やICT導入支援事業に関する補助金を一本化し「介護テクノロジー導入支援事業」という新たな補助金とし、従来の機器やソフトウェアのみの整備に加えICTリテラシー習得に必要な教育など補助の範囲を広げています。これはより一層の介護業務の効率化を推進していくという国の意思を示すものでしょう。
本記事では介護事業者がより良い介護サービスを提供しながら、人材不足や入居稼働という課題を解決する見守り介護ロボット・介護センサーについて記しています。
人手不足の解消に貢献
限られた人員で高齢者を24時間見守ることは困難ですが、ロボットであれば常時見守りが可能となります。介護人材はより専門的なケアや対人サービスに集中することができ、人手不足解消につながります。
また適切なタイミングでの訪室につながり、訪室回数が1/5~1/3に減るというデータもあります。
とくに、要件を満たせば夜間の特別養護老人ホーム等の人員配置基準も緩和できるよな制度もあります。
異常行動や転倒リスクの低減
徘徊や夜間の離床時には転倒の危険があります。ロボットが異常行動を検知し、介護者に自動通知することで、事故を未然に防げます。
また、記録を残すことで事故が起こらないようにするための予防策を検討しやすくなったり家族への説明がしやすくなります。
夜勤スタッフの負担軽減
センサー等から得られる情報により、定期巡回業務を減らせます。とくに夜間巡回を減らすことで利用者の睡眠の妨げも防げます。
また適切なタイミングでの訪室につながり、訪室回数が1/5~1/3に減るというデータもあります。
記録の自動化とデータ分析による介護サービスの高品質化
バイタルなどの記録が自動化できるため、記録作業が不要になり、業務効率が大幅に改善されます。
また、データの蓄積により利用者一人ひとりに合わせたケアプランの作成や個別のニーズに合わせたサービスが提供できるようになります。
入居稼働の安定化
転倒予防や疾患予防により利用者の入院が減ったり入院期間が短縮することで入居稼働が安定します。さらに加算により介護報酬が増加します。
見守り介護ロボット・見守りセンサー導入のポイント
見守り介護ロボットや見守りセンサーを導入するために、とりあえず何かを購入をすればすべてが解決するというわけではありません。そもそも購入するためにはある程度の費用が必要ですし、何を購入するかで費用は変わります。予算の決め方や費用負担を減らすような方法についても考えましょう。
また購入したから終わりではなく現場に定着させ、介護スタッフや利用者にとって価値のあるものとならないと導入してた意味がりません。そのために必要なステップや評価方法について見ていきましょう。
下記のポイント以外にも注目すべきお金の問題やシステム連携などについてこちらに詳細にまとめております。★
ニーズに合った機器を選ぶ
導入前に、施設の規模や施設特有の課題やニーズを明確にし、予算などを考慮して、適切な機能を持つロボットやICT機器を選びます。
全ての課題を一気に解決してくれる製品は基本的にはないと思った方が良いので(予算が無尽蔵にあれば別ですが…)、場合によっては複数の製品を組み合わせたり連携したりして導入するのが良いでしょう。
無料トライアル(試用期間)のあるサービスであれば実際に使ってみて、現場の反応やオペレーションの検討を試みてみましょう。
スタッフ教育
機器操作方法や機能に関するスタッフ研修が不可欠です。最初はとまどうことも多く、一時的には業務量が増加することも多くありますが、1か月、2か月と粘り強くトライアンドエラーを繰り返し研修やマニュアル更新を繰り返すことで大きな業務改善に繋がるでしょう。
経営者の協力
ロボットやICT機器を導入し課題解決をしていくというミッションを施設全体で共有しなければうまくいきません。
経営者はそのためのプロジェクトチームの組織、心理的安全性の確保、金銭的な後押しを行っていく必要があります。
資金面では補助金が大いに役立ちます。システムによって介護ロボット補助金、介護ICT補助金、介護テクノロジー導入支援事業補助金などの補助金、月々のレンタルによる介護保険適用などもあるため、お金の問題がハードルとなっている場合、このような制度を利用することでハードルが下がります。
見守り介護ロボット・見守り機器比較20選!金額も!
見守りロボット・見守り機器には様々なタイプがあり、それぞれメリットやデメリットが異なります。組み合わせて使うことでデメリットを補完しより使い勝手がよくなるものも多くあります。
よって、当WEBサイトでは便宜上、見守り介護ロボット・見守りセンサー機器をさらに細かく下記のように分類して、導入のサポートの助けになるように記しています。
- カメラ型
- マット型
- 人感センサー型
- その他(複数組み合わせや、その他センサー、機能特化のものなど)
カメラ型
カメラ機能により利用者の動きを検知したり、各種センサーによりバイタル情報なども得られるものです。
カメラ機能があることで、居室内の利用者の動きを見られるメリットがある一方で、プライバシーの問題もあるため、機能とプライバシーの面を検討しながら選定することになります。
ペイシェントウォッチャー プラス
★当WEBサイトのメディア担当が展示会でお話を聞いてきました。詳しくはこちらに記載しております。
カメラ型の見守り機器ではありますが、カメラを感じさせないデザイン性のある機器ですので、入居者はリラックスできそうです。
カメラ型で問題となるプライバシーについては、「モザイク」「ぼかし」「異常発生時のみ表示」の3パターンの画面で対応しています。利用者や家族に相談の上、最適な選択をできるのは施設側も家族側も安心です。
録画機能もあるので異常発生時(転倒など)に何が原因で起こったのかを確認でき、今後の予防策についての議論ができたり、家族への説明に役立ちます。
また、カメラによる体制の検出により利用者の起床状況を、バイタルレーザーセンサーにより呼吸、脈拍、睡眠状況などのバイタル情報も非接触で検知できます。そして異常発生時や起床時など設定した状況で音とともにお知らせが可能です。
オプションでスマートフォンでお知らせを受けたり、ナースコール機能(介護スタッフのスマホにお知らせが来る)が使用できます。
・販売価格 272,800円(税込)
・レンタル価格参考価格20,000円(税込)
・介護保険適用の場合は介護支援専門員に相談
ネオスケア
危険動作のタイプを検知し介護スタッフに通知することでより早いタイミングで対応ができ転倒などを予防できます。転倒予防や利用者に合わせた設定など通知する対象の動作は細かく選択ができます。
赤外線距離センサーを用いた危険動作の予測に強みを持つ製品です。
利用者の状態がリアルタイムでどのようになっているかが一目分かるため、優先順位を付けて対応が可能になります。また、プライバシー対策のために利用者はシルエットで表示されるようになっています。
検知した行動の情報は蓄積され、分析機能により、動作傾向を見える化することができます。ADL改善のためのケアプラン作成に役立ちます。気になる行動は、録画された情報から動画再生が可能です。
記録システムや既設のナースコールと連携集約することで、情報の一元化もできます。
オープン価格
みまもり CUBE Plus システム Light
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カメラのみで「起上り」「ベッドからのはみ出し」「離床」「入室」「退室」を検知でき、介護スタッフに知らせることで転倒予防等の対応ができます。カメラなどの他のセンサーが不要なためシンプルな構成となり設置などに融通が利きます。
施設内にWi-Fiがあれば電源コンセントを刺すだけで無線で接続ができ、カメラも壁掛け式なので簡単に設置や移動ができます。
録画の記録が残るため、転倒などが起こった際には原因の究明やその対策を立てたり、家族へ説明するのに役立ちます。画像はプライバシー配慮のためのモザイク設定なども可能です。
これは案外対応している機器は多くないのですが、利用者名を入れた音声読み上げ通知機能があります。介護スタッフがスマホを取り出して画面を見られないようなケース(介助中、顧客対応中など)でも誰がどうなっているのかの通知を耳で聞くことができます。
希望小売価格 403,000円
HitomeQケアサポート
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天井に取り付けたカメラ付きの行動分析センサーで、居室全体の映像を通して利用者の状況を確認します。
映像は利用者に何らかの行動があった時のみ見られるようにしたり、ぼかしを入れることでプライバシーに配慮しています。
ケアコール(ナースコール)機能と一体型になっており、利用者が自ら通知を送るだけでなく、利用者が注意行動(起床、離床、転倒など)をとった際にもAIセンサーが感知して通知が送られます。
蓄積されたデータにより利用者の生活リズムや行動特徴を見える化し、介護過程DXに繋げます。
見守りシステム「HitomeQケアサポート」だけではなく、介護記録システム「HitomeQ Tree」や業務診断サービスなどを提供することで、介護現場のDXをトータルで支援しています。
希望小売価格 500,000円
A.I.Viewlife
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広角赤外線カメラによる映像により居室全体の見える化を行いつつ、シルエット画像にすることでプライバシーに配慮をしています。
太陽光の影響を受けやすい赤外線カメラが多い中、当製品は太陽光の入る室内でも精度高く検知が行えるようになっているようです。
さらに広角性を活かすことで共用エリア(複数人)を見守るモードもあり、当製品の特長となっています。
また生体センサーと合わせることで、呼吸や体動のレベル測定も行えます。
異常行動や生体情報の異常時には介護スタッフが持つスマートフォンに通知がいくようになっています。
また、オプションも豊富での呼び出しリモコンと声かけ機器を備えることで、ナースコール代わりとして使用ができたり、通常のカメラ(カラー画像のRGBカメラ)を機能をつけたり、介護記録システムや既存のナースコールとの連携実績もあります。
希望小売価格 348,500円
マット型
ベッドのマットレスの上や下にシート型のセンサーを設置することで、利用者の体動やバイタル情報を測定することができます。先に挙げたカメラ型に比べ、センサーが体の近くにあるため、バイタル情報や体動の情報がよりリアルタイムに近く得られたり、計測の質が高くなります。また、プライバシーの問題は出にくいです。デメリットとしてはベッド上(センサー上)でないと感知が出来ないため、ベッド上の状態の感知のみでよい施設にはぴったりですが、そうでない施設の場合は他のセンサーも組み合わせることも多いです。
まもる~の
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細長いセンサーをマットレス等の下に敷いて利用者の体動を捉え、在床状態を検知してお知らせする機器です。
本体部分には室内温度等のセンサーが入っており夏の暑い日などは熱中症予防のために参考にできます。
オプションで、ネットワークに接続いただくとことで利用者様のスマートフォンなどに通知することも可能です。
希望小売価格 250,000円
aams(アアムス)
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マット型の見守り支援介護ロボットで、心拍、呼吸、体動、離着床、睡眠の状態を検知し、その情報をPC等から確認できます。マットの部分は電子部品が入っていないため長持ちな上、故障リスクが少なくなるのがメリットです。
リアルタイム性が高く心拍、呼吸、体動、離床の情報が素早く正確に確認でき、異常値が出た場合にはアラート音と画面表示でお知らせします。
睡眠状態は深い眠り、浅い眠り、覚醒の3段階で表示されますので、訪室の際に睡眠を邪魔しないなどの参考になります。
センサーマット以外のオプションを数多く準備しており、フロアセンサー(ベッド横の床に設置する)、超音波人感センサー、カメラなどを併用することで、離床などをより素早く正確に検知できるようになるため、活発に動かれる利用者の転倒事故防止や映像確認と記録に役立ちます。
センサーマット オープン価格(参考価格 168,000円(税別))
眠りSCAN
★当WEBサイトのメディア担当が展示会でお話を聞いてきました。詳しくはこちらに記載しております。
シート型のセンサーをマットレス下に置くことで利用者の体動や、心拍数・呼吸数(体動から得られる情報)を得ます。睡眠の情報が可視化でき、それが入居者ごとに表示できるため、定期訪室のタイミングの参考にすることで利用者の睡眠を妨げない、おむつ交換のタイミングの改善などに役立ちます。
オープン価格
レンタル 初年度月額 2,600 円(税別)~
AlgoSleep
★当WEBサイトのメディア担当が展示会でお話を聞いてきました。詳しくはこちらに記載しております。
シート型のセンサーをマットレス下に設置することで利用者のベッド上の状態(離床、覚醒(臥床)、覚醒(座位)、覚醒(体動)、睡眠中)をリアルタイムでモニタリングします。モニタリングはPCでもスマートフォンでも確認ができます。
異常行動の際には通知が出るような設定を行え、利用者に合わせて個別にアラート設定ができます。例えばAさんは起上ったら(覚醒(座位))になったら通知をする、Bさんはベッドを離れたら(離床)したら通知をするような個別の設定ができます。
心拍と呼吸のバイタルデータもモニタリングでき、データとして蓄積されるため、利用者のお体の状態を見える化し、ケアプラン作成や家族への報告などに役立ちます。
オプションのAlgoシリーズにはカメラセンサーのAlgoMonitorや非接触おむつセンサーのAlgoDetectがあり組み合わせることでより業務の効率化や介護品質の向上に繋がります。
AlgoDetectはベッド上に置き、排尿・排便をそのレベルに応じて検知し通知することもできるため、
おむつ交換の最適化に役立ちます。
また、AlgoSleepの睡眠データとAlgoDetectの排泄データを見ることで、おむつ介助のタイミングを利用者ごとに最適化することができます。介護の品質向上、おむつ交換の最適化でおむつ使用量削減ができます。
レンタル料 3,300円/月(24か月契約)
人感センサー型
ミリ波、マイクロ波、赤外線、超音波などのセンサーを利用し、カメラ主体ではない方法で見守り検知を行います。カメラ画像を使用しないプライバシー対策に向いています。
基本的には非接触で様々な情報を検知できますが、検知の精度はセンサーによって得意不得意があるため施設で何を重視してモニタリングするかで利用するシステムが変わってきます。
e伝之助(イーでんのすけ)
ベッド脇の壁や取付スタンドに取り付けることで利用者の起床、立ち上がり、離床を検知します。カメラ画像がないため、プライバシーに配慮できます。
赤外線で利用者を検知し、高度な画像処理ソフトで解析することで、ベッド位置と寝ている人の頭部を認識、「起床・立ち上がり・離床」を検知・通知します。
誤報・未報・すり抜け等を最小化する対策がなされており、すでにセンサーを導入しているが誤検知が多い課題を持っている場合は検討しても良いでしょう。
独自無線方式または既設のナースコールシステムに接続する仕様のため、WiFiや有線ネットワーク、PC等の環境が必要なく、設置のハードルが低いです。
注意点としては、赤外線を利用しているため直射日光があると検知精度が低くなったり、布団カバーの色を白色にする必要があるところです。
基本ユニット(本体、送信機×2、ワイヤレス受信器、取付スタンド) 希望小売価格 217,800円(税込)
つながRoom TENSHiRU(テンシル)
ミリ波レーダーセンサーで、入居者の動きを検知する見守りシステムです。転倒検知、離床(起き上がり)、ベッドイン・アウト、入退出、居室内での位置を検知できます。
対象の行動時にはポップアップ表示と音でお知らせもでき、設定により電話やメールにも通知を行えます。
オープン価格
FinggalLink
★当WEBサイトのメディア担当が展示会でお話を聞いてきました。詳しくはこちらに記載しております。★公式動画あり★★
ミリ波レーダーを主とした使用した多機能見守りシステムです。卓上や壁、天井などに設置します。赤外線サーモセンサーなども合わせることで体の動きだけでなくバイタルなど多くの状態を検知できるようになっています。
カメラ機能はないためプライバシー問題も起こりにくいです。
また、状態異常時にはアラート機能でスタッフに通知が飛ぶようになっています。
介護記録ソフトとの連携もあり、連携により自動的に記録がされるようにもなります。
オープン価格
代理店が複数あり代理店によって価格を一部公表しているとことがあります。
(参考)100床の場合の月額金額447,500円
その他(複数組み合わせや、その他センサー、機能特化のものなど)
みまもりベッドセンサーシステム
★当WEBサイトのメディア担当が展示会でお話を聞いてきました。詳しくはこちらに記載しております。
ベッド脚下に設置するセンサーで、活動履歴(睡眠・覚醒・離床)やベッド上での位置、体重管理ができます。体重が計測できるのはこの機器ならではです。
利用者の状態(離床など)によってアラートを出したり、ナースコールと連携させることでスタッフのスマホに通知を飛ばすことも可能です。
ベッド上の位置や体制なども細かく認識し、状態もモニタリングできるようになっています。
蓄積されたデータでレポートを作成したり、ケアプラン作成にも役立ちます。
ナースコール、介護記録、カメラなど他のシステムとの連携もできるので、連携により大きな力を発揮できるシステムでしょう。
オープン価格
ベッド内蔵見守りケアシステムM-2
★当WEBサイトのメディア担当が展示会でお話を聞いてきました。詳しくはこちらに記載しております。
ベッドメーカーが作るセンサーが内蔵されたベッドです。ナースコールと接続することでアラートを発信することができます。また、オプションでバイタルや室温なども計測ができるようになります。
オープン価格
眠りCONNECT
★当WEBサイトのメディア担当が展示会でお話を聞いてきました。詳しくはこちらに記載しております。
当ページにも記載しているマットセンサー型の眠りSCANをクラウド連携し、カメラ(眠りSCAN eye)やナースコール、インカムなどとつなげることで総合的に利用者を見守るシステムです。
オープン価格
見守りライフ
ベッド脚下に荷重センサーを設置することで、利用者の姿勢や動きが分かるため、利用者の体の状態を検知します。離床、動き出し、起き上り、端座位といった離床の先行動作も検知でき、誤検知が少なく、体重測定もできます。
連携にも積極的なシステムでカメラや既存ナースコール、介護記録など総合して見守りとDX化ができます。
1床あたり600円/月(税抜き)~
初期費用はオプション有無や台数により異なる
ライブコネクト
居室内に複数のセンサーを設置し複数の情報を統合し、居室内の状況を見える化します。
例えば離床状態であっても、トイレに居るのかどうか、外に出たのかどうかなども検知できます。
オプションでカメラやナースコール機能も付けることができます。
SIMカード内蔵モデルのためWiFiなどのインターネットネットワークが無くても利用ができるため、設置のハードルが低いシステムです。
オープン価格
徘徊感知GPS iTSUMOアイ(いつもアイ)
玄関等に設置しておくと、利用者のエリアに侵入時に通知を行います。
また、スマートフォン等に通知もできます。
プライバシー対策のために、人をピクトグラムで変換して表示するなどの工夫をしています。
初期費用 10,000円 月額12,000円 (税別)
SANフラワー
認知症高齢化の徘徊の検知や、探索に用いられます。
SANタグという送信機を携帯したり靴に装着することで、徘徊発生時はアンテナがそれを感知し、受信機に通知を行います。
設定したエリアの通過履歴も確認できます。
希望小売価格 191,700円 (見守りシステム SANフラワー ヘルシーライフ(ARMK-200) (徘徊老人監視システム+靴) )
見守り服薬支援ロボット FUKU助
設定時刻に薬を出してくれる服薬支援ロボットです。
温度センサーで室内音を感知し、声かけを行うなど、見守りと声替え機能もついています。
WiFi等のネットワークは不要ですので設置のハードルが低いです。
レンタル 月額11,000円
初期費用18,800円、保証金20,000円
まとめ
以上、20種の見守りセンサーや見守り介護ロボットを見てきました。
カメラ型やマット型のセンサーは数も多いため別記事でも記しております。
施設のタイプよってどの機器が合うのかは様々ですが、トライアルができる製品もあるため、ぜひトライアルも含めて試用をして決めていくのが良いです。
選び方が分からなく結局金額のみで選んでしまい失敗するケースが多くあります。
選び方や導入までのステップについてはこちらの記事で詳しくまとめておりますし、当社でサポートも行っております。
「ICTに苦手意識を持っている」「補助金申請が煩わしい」「伴走支援してほしい」という施設様のサポートを行っておりますので興味がある方はこちらからお問合せ下さい。
介護ロボット、介護ICTを導入することで貴施設の業務改善と介護サービスの品質アップができること、さらには、介護人材不足の解決に繋がればと思います。
伴走支援・研修・ファシリテーターをうまく使う
生産性向上のためのプロジェクトを初めて行う介護施設は多いものと思います。
そして、生産性向上ガイドラインはこのような介護施設にとってのプロジェクトの指針として良いガイドとなってくれます。
しかし、プロジェクト推進に慣れていない介護施設にとっては委員会やプロジェクトマネジメント、ツールの利用、ファシリテーションは難しいと考えられますし、実際、「うちではそんな余裕はない」という声をよく聞きます。
また、介護ICTやロボットなどの介護テクノロジーを購入しても、その利用が定着しないという施設が半数以上あるとされています。
そのため、スタッフ教育や伴走支援、ファシリテーションが不可欠とされおり、生産性向上ガイドラインでも伴走支援やファシリテーション、研修を外部業者に依頼することを勧めています。
また、このようなプロジェクトにおける教育や伴走支援に対しても補助金が適用できるようになってきておますし、補助金の適用要件として「第三者による業務改善支援又は研修・相談等による支援を受けること」という表記が入るようにもなってきています。
そのため、研修や伴走支援を前提にしてプロジェクトを開始し、補助金を申請するのは有効な方法でしょう。
当社は生産性向上のための伴走支援、介護テクノロジーの導入支援のための研修、セミナー、伴走支援(対面・オンライン)、ファシリテーション、さらには補助金申請サポートも行っておりますので、ご興味があればこちらからお問合せをいただければと思います。